グリーン上でのマナー:初心者向け ゴルフコース ガイド

グリーン上でのマナー その1

ゴルフコースにおいて、最も神経を使うのはグリーンです。
グリーン上におけるマナーというのは特に重要で、これを守れないとなると同伴プレイヤーに対して相当失礼になってしまいます。
場合によっては、係員から警告を受ける事にもなるので注意しましょう。

まず最低限知っておく必要があるのが、ピッチマークを直すことです。
ピッチマークというのは、グリーンにボールが乗ったときにその衝撃でできた凹みです。
これをそのままにしておくと、ラインが滅茶苦茶になり、他の人のパットに大きな悪影響を与えてしまいます。
必ずピッチマークは直しておかなくてはなりません。
方法は、あらかじめ用意してあるグリーンフォークを使って直すだけです。
使い方がわからない場合は、キャディーさんか同伴者に教えてもらいましょう。
特に難しい事はありません。

上にも記しましたが、パットラインを乱すというのは、グリーンにおいて最もやってはいけないマナー違反です。
完全なプレーの妨害になるからです。
グリーン上のパターは、ゴルフコースにおけるプレーの中で一番重要といっても過言ではありません。
ゴルフコース上で300ヤードかっ飛ばすのも、パットで1m打つのも、同じ一打。
ラインが乱れていては、ゴルフにならないのです。
という事は、当然同伴者のパッティングラインを踏まない事も大事です。
つまり、他の方のボールとホールの間は歩かないということですね。
自分のボールがあるところには遠回りして移動しましょう。

グリーン上でのマナー その2

グリーン上は、ティーグラウンド以上に緊張感を伴います。
当然、ティーグラウンド同様、パット時には物音を立てたり、プレイヤーの視界に入ったりしてはいけません。
重大なマナー違反となります。
また、視界に入らなければいいというわけではありません。
集中力を乱すような事のないよう、今から打つぞ、という人の近くには寄らないようにしましょう。
ラインを読むのも、他の人が打った後です。
自分の番の時に多少時間を使っても問題ないので、人のパットの時に自分のラインを読むのは控えましょう。

ゴルフコースの中にあって、グリーン上というのは非常に特殊な場所といえます。
例えば、マーカーなどの存在もそうです。
マーカーというのは、自分のボールがグリーン上にあるとき、そのボールのある場所に置く物です。
マーカーを置く代わりにボールをどかし、他の人のパットの妨げにならないようにします。
ゴルフコースの他の場所では行わない行為ですね。
転がす事が前提のグリーン上だからこその行動です。

初心者にとって、グリーン上というのは恐らくゴルフコース上で最も苦労する場所でしょう。
それはつまり、相当時間がかかるということです。
しかし、グリーン上にいつまでもいた場合、次に回る組の邪魔になります。
こういう時はどういった事を気遣うべきでしょう。
まず、プレーで時間がかかる分は仕方ありません。
それでプレーの集中力を切らしていては元も子もありませんから。
その代わり、ボールをホールに入れて旗を戻したら、すぐにグリーン上から離れる事。
また、次の組の人たちが見えている場合は、グリーンが空いた事を知らせる為に手を振るなどしましょう。
スコアをグリーン上でつけるのはNGです。
次のコースに素早く移動してからつけてください。